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第二話 「レインズウィック“蟹”祭り」後編
2-6 めでたしめでたし・・・じゃない?
巨大蟹を討伐した一行は審査員を呼び、蟹を測定してもらう事にしました
その結果、重さは圧倒的な1トン!
ついでに水質サンプルも採取し、目的は全て完遂
いったん洞窟を出た一行は浜辺に生息する蟹をばらけてちまちま集めていました
これでほぼ優勝は確定!めでたしめでたし・・・のはずだったんですが
〜大塩湖のほとり〜
カゾットベアルエルザレアマナ
ベアル:
「カゾットさん、ちょっと相談なんですが」
カゾット:
「いやー終わった終わった、なんぞやベアル」
ベアル:
「どうして毎年カニが大量発生するか、なぜ魔女学校が毎年力を入れてるか。なぜ毎年水質調査をするか、疑問に思いません?」
カゾット:
「しょうじきあんなバケモノ見ておいて疑問に思わないわけがない」
ベアル:
「ここからは憶測なんですけど、カニの成長を促す魔導器のようなものが魔女学校から無くなり
それが湖で放流していて、水質調査はその魔導器の位置を探るものって可能性もあるとしたら、巨大カニの近くに何かあると思いませんか?」
カゾット:
「あのバケガニのいた洞窟の底に魔道器があると?」
カゾット:
「ふむ、時間もあるし探りにいってみるか」
エルザ:
ここに魔力検知できる人がいますよー 連れて行ってくださーい
カゾット:
エルザを捕まえて「ちょっとこい」そして熊の背中にのせる
エルザ:
「なんですかいきなり。今カニ取り放題祭りだというのに」
マナ:
エルザちゃんをつれて行くなら私達も行きます
そんなベアルの疑問を解決する為に、再び巨大蟹のところまで戻ってきました
〜ブルーコーヴ 巨大蟹の棲家〜
GM:
部屋の様子は何も変わってはいない
エルザ:
熊の背中もふもふしながら<検知>
GM:
確かに水から微かに魔力を感じる
カゾット:
底まではわからない?
GM:
いや、検知できていいけど底に何か沈んでいるという事はなさそう
カゾット:
「エルザ、魔力の流れとかそういうものは感じないのか?」
エルザ:
カニの出てきた穴からも何も感じ取れませんか?
GM:
カニは水底に沈んでただけだけどね、あるとしたら南の壁の奥にまでつづいてるんじゃないかなーてぐらい
カゾット:
そういやこの部屋から南の通路の先はまだいってないんだっけ
GM:
いや、この部屋に通路はないから南の壁に穴をあけようとしたんだよ
カゾット:
よっしゃ 今度こそ穴掘りの出番
エルザ:
分かれ道って東でしたよね。迂回して繋がっているのでしょうか?
マナ:
「南の壁…水中に南へ続く通路があったりしませんか?」
GM:
じゃあ気付くけども、南に続くでかい(さっきのカニが余裕で通れるぐらいの)水中路が開いている
マナ:
ほんとにあるとは思わなかった…
カゾット:
「さてカナヅチが一人居るわけだが」
エルザ:
「ベアルに泳いでもらうので大丈夫です」
ベアル:
いつの間にボート役になってる…
カゾット:
では自分は素で泳いで水中路へ
マナ:
せっかく水泳スキル持ってるので先に行って様子見てきてもいいですか?
GM:
長さがどれぐらいかわから無いので息が持つかわからないけども、いくのかい?
カゾット:
そこが問題だ
レア:
ブライに行かせるのはできますかね
エルザ:
マナにそんな危険なことをさせるわけにはいきません。ブライに先行してもらいましょう
GM:
ブライならいいよー
レア:
ではブライに行かせます
GM:
では海底をブライがのっしのっしと砂埃巻き上げながら進んでいくとやがて明るい場所に出た
どうやら天井が無くなったようだ
GM:
ちなみに泳いでいくとしたら水泳で14ぐらいの判定がいりそう
ベアル:
うへぇ…
カゾット:
「俺とマナちゃんくらいはいけそうだな」
マナ:
「先にカゾットさんと私で行ってみましょうか」
カゾット:
よっしゃ、じゃあブライの位置を頼りに改めて正義訪問!御邪魔道!(突貫工事)
さて、一向はカゾットの十八番、御邪魔道にて壁に穴をあけまくり、壁の向こう側までトンネルを掘ります
ブライが辿った水路の上の天井の中を突っ切る形になりました
GM:
到着したのは洞窟の入り口の反対側、丁度岩山を突き抜けてきた形になるね
一応外ではあるんだけど、大きな岩とか壁が多いので、外からはなかなか来れないんじゃなかろうか
ただ、ここからいくつかの流れに分岐してさっきの洞窟の池に繋がっているし、外の湖とも繋がっているのが見て取れる
マナ:
どおりでカニが多いわけですね
カゾット:
つまりここがカニの巣?
GM:
というわけではないけど、少なくともカニはここを通って湖に行き来できる
エルザ:
あの巨大ガニも通れるのですか?
GM:
巨大ガニが通れるのは今ブライが来た道ぐらいだね
エルザ:
つまり、湖からここに迷い込んで巨大化して出られなくなったと、なんという山椒魚
ベアル:
逆を言えば、それが例年にないサイズのカニを生んだ
エルザ:
ということは、巨大化の原因はここにあるはずですね
カゾット:
魔力検知児えっちゃんの出番だ!
GM:
探すなら発見、魔法なら検知で
エルザ:
周囲を<検知>します53+7→15
GM:
各地に繋がってるこの池は確かに魔力の濃度が若干高いかな
カゾット:
水の中か
エルザ:
では発見で探ります66+4+2→18 クリティカル!
毎度の事ですが、エルザは良いところでクリティカルを出します
ダイスの目というのはセッション毎になんだか偏りがあるように感じられるもので
出目が皆悪い時は呪いだ呪いだ、なんていいながら遊んでいます
GM:
クリティカル…だと!?
レア:
おお
GM:
じゃあ水底にちょっと違和感のある石が沈んでいるんじゃなイカと気付いた
ベアル:
すごいじゃなイカ
マナ:
やるじゃなイカ
レア:
もっとよく調べてみるしか無いじゃなイカ
エルザ:
ブライに調べて貰うのがいいんじゃなイカ
ベアル:
取ってきてもらおうじゃなイカ
これも毎度の事なんですが、GMの誤字に異様に食いつくPL達
まあ自分も何で沈んでるんじゃなイカなんて変換になったのか謎なんですが
(確か何度も打ち直してたせいだと思いますが・・・)
レア:
「じゃあブライに潜らせてみるわ」
ブライ(レア):
(ブクブクブク)
GM:
ブライを通してみるとわかる、鶏の卵の大きさよりも更に一回り小さい緑色の石だね
マナ:
「これなんの石だろう…」
GM:
透明度は低いものの若干透き通ってる、表面はとても綺麗に磨かれているのかつるつるして角が無い、そして池に蔓延してる魔力と同種の魔力を感じるが、どうやら魔力が消えかかっているようだ
ベアル:
「なるほど…そういうことですか」
マナ:
「ベアルさん、何かわかったんですか?」
ベアル:
「毎年この祭りをするのにインスタント魔導器を魔女学校が湖に落としてるってことじゃないでしょうか」
エルザ:
「でも巨大化は今年だけですよ?大量発生は湖のほうですし」
カゾット:
「ふーむこれはホイソレと魔女学校にわたしていいものやら」
エルザ:
「そんな便利なインスタント魔道器があるなら、私は何者かがここに投げ入れたと考えたいですね。たとえば、カニの重量が必要な人とか…
レア:
「カニの重量が必要な人?…まさか…ねえ?」
カゾット:
「イングリットがそんな事をすると?」
マナ:
「それも込みで秘策だったのかな…?」
エルザ:
「噂だけでは秘策と呼ぶにはお粗末ですからね」
ベアル:
「彼女が犯人なら、ザコカニに群がってるのは矛盾していますよ」
マナ:
「イングリッド本人も、どのくらいでかくなってるかわからなかったのでは?」
カゾット:
「とりあえずぼっちちゃんをとっ捕まえてみるか まだ時間内なら洞窟にいるはず」
GM:
では行き先を決めてください
エルザ:
行きましょう、イングリッドのところへ
<生命探知>でインなんとかを探します
1行目でちゃんと名前呼んでるよね!?
しかも<生命探知>で探されるあたり、なんか魔物扱いされてる気がしないでもないですが・・・
ここまで不遇キャラじゃなかったはずなのに
GM:
洞窟の入り口あたりで捕まえた中蟹を山積みにしてご満悦の様子
カゾット:
「ほーこれはこれはたいりょうですなー」
ベアル:
(なんか可哀想になってきた…)
イングリッド(GM):
「あ、見なさい!レア=マグヌス!これだけあれば私の勝ちよね!」
レア:
「あらイングリットじゃない…ってなにこのおっきなカニ?(微妙に棒)」
エルザ:
「反則がバレなければ、ですけどね」
イングリッド(GM):
「一緒の洞窟に入っていったときはひやりとしたけど、結局手ぶらじゃねー(オホホ」
マナ:
(ますます可哀想になってきた…)
エルザ:
「いやー、我々は綺麗な石を見つけたのでこれで十分ですよ」
イングリッド(GM):
「何?これは石じゃなくてカニ集めなのよ?」
レア:
「えっそうなの?ブライの改造に使えるかなと思ったのに…って、カニ集め?」
イングリッド(GM):
「ま、いつもの余裕顔も今回ばかりは泣きっ面にしてあげるから!(得意顔」
ベアル:
反応的に、彼女が犯人じゃないかもしれないですね
エルザ:
マナに読心してもらって反応に裏がないか探りましょう
マナ:
読心いきます43+6+2→15
GM:
勝利を疑っていない様子、浮かれちゃってどうしようって感じのが伝わってきますねー
マナ:
何も隠してはいないみたいですね
エルザ:
ハズレか、とりあえず石については学園で調べてもらいましょうか
GM:
ではそうこうしているうちに終了の鐘が聞こえてくる
カゾット:
おおぅ
レア:
あら、もうそんな時間なのね
2-7 レインズウィックは眠らない
いざ、表彰式!
収穫物が運び込まれ、巨大蟹の異様な姿にどよめきが漏れる
続いて優勝チームが読み上げられると周囲からは大喝采が巻き起こった
今この時、祭りの主役はパーティ一行になったのである
〜表彰式〜
カゾットベアルエルザレアマナ
GM:
優勝チームは魔女3人とシーカーズの1t30kg
準優勝はこれまた大きなカニを捕まえた304kgのイングリッドチーム
マナ:
インなんとかさんの表情を見るのが辛い…
ベアル:
300kgはあったんだ…
GM:
前に並ばされた時、横に立ったイングリッドが顔真っ赤にしながら涙目で睨みつけてきてた気がするのはおいといて
エルザ:
「わあすごい、さんびゃっきろもつかまえたんですねー」
レア:
後で何言われるんだろうなー
こうして蟹“捕獲”祭りは幕を閉じた
しかし忘れてはいけない、蟹祭りは収穫した蟹を使ってのお祭り騒ぎ
メインのお祭りはこの後にあるのだ

〜レインズウィック 祭り夜〜

街のあちこちでは篝火がたかれ、中央広場では蟹鍋や蟹料理が振舞われ
いたるところに出店が出され、魔術師がイルミネーションの魔法で夜空を華麗に彩っている
一行は例の緑の石をミルシェ先生に提出したあと、出店の一角で祝杯を挙げた
さすがにあの巨大蟹は何が含まれているかわからないという事で、展示のみとなったが
それでも祭りを盛り上げる大きな要因になったようである
ひとしきり祭りの話で盛り上がったあと、それぞれがそれぞれの祭りの夜へと消えていった

〜エンディング ベアル・エルザ〜

ベアルの背中が気に入ったエルザはそのままベアルと二人で祭りを見て回ったらしい
広場に出された蟹料理を端から満足するまで食べ歩き
蟹料理の意外な種類の豊富さに舌鼓を打ったという
傍から見れば子供をおんぶする父親のような微笑ましい二人組みは
夜空を明るく照らす篝火の光の中に消えていったようである

〜エンディング カゾット〜

広場までベアルたちと一緒に行動していたが、一緒に蟹料理を皿に山盛り貰いつつフェードアウト
山盛りの蟹料理を持って一人湖のほとりへと足を向けました
街の明かりを背に受けながら、一人蟹料理をほおばるカゾット
おもむろに書類を取り出し報告書を書きながら食事をするその姿は
道行くカップルの目には奇異に映ったという

〜エンディング レア・マナ〜

レアとマナはベアル達と別れ、二人で祭りを見て回っていました
広場の喧騒から少し外れた所に腰でも下ろそうかとした時
ベンチで膝を抱える見慣れた姿を発見します
マナ:「あ…レアちゃん、あれ…声かけたほうがいいのかな…」
レア:「ったく、せっかくの祭りなのに…しょうがないわね(歩み寄り)こらイングリッド、そんなとこでなにしてんのよ?」
イングリッド:レアの声にびくっとし、急いで目元をぬぐって顔を上げ「な、なによ!笑いにきたの!?」
レア:「せっかくの祭りなんだから楽しまないともったいないじゃない、ほら行くわよ?」
マナ:「そうだよ、勝ち負けとかなしで、楽しもう…?」
イングリッド:「ちょっ、な、何よ二人して!あたしは…!!」
そういいつつも、3人の魔女見習いは祭りの喧騒の中に消えていく

それ以降、イングリッドが変われたかどうかは定かではないが
少なくとも突っかかる以外で話しかけてくるようにはなったようである

〜レインズウィック“蟹”祭り 了〜
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